つい盤を読み込んでいます...計画的な方針決定2021/09/19解説25件15手目ここまであまり深く考えず組み立てた。引き角、中飛車、67玉の組み合わせ。ここから右辺を攻めていって場合により3~5筋あたりから入玉、もしくは76玉〜87玉と左に逃げて粘る方針でいきたい。23手目叩きの歩ケア。下段まで引くことにより、後々にと金などで取られるリスクを防いでいる。25手目飛車を止めることで56への逃げ道を確保。これで玉周りが広くなった。26手目居飛車。こちらが本命だろうか。27手目同銀同飛成に88歩はイマイチなので、別の対応がないか検討した。次以降に想定される指し手は①88歩〜89歩成、②78と〜89飛成or69と、③86歩あたりが本筋だが、5筋の歩が切れていることから、中央から遠い8筋で拠点を確保する意味は薄く、相手は左の駒を取って右の攻めに使う方針を選ぶ可能性が高い。したがって③の可能性は低めに見たい。①②両方に対して優位に立てる対応を考えた結果、本譜の手順が有力だと判断した。28手目78とには同金、89飛成、同飛の狙い。78とされなかった時点で、88歩~89歩成を本命に見ている。29手目飛車をおびき出すために1回と金を取る。31手目準備完了。89歩成なら飛車を召し取れる。33手目桂が取られなくて不安になってきたが、罠を張ったら待つしかない。それまでは攻めの手を指して索敵を進めたい。34手目87の駒で取ってきたと考えるのが自然。それがと金にせよ龍にせよ、さすがに次は89を取ってくるだろう。35手目王手がかからない。この付近にいないとなると相手玉は中段か、もしかすると居玉なんてことがあるだろうか。39手目一瞬雲行きが怪しくなったが、作戦成功。こういった受けもついたての面白さの1つだと思っている。41手目叩きケア。81飛成でもいいが、いきなり飛成は反則になったときどこで止まっているのか分からないため、横にも使えそうな85で途中下車する。42手目現時点で相手は中段玉が最も自然で、居飛車してきたことから94玉が怪しい。43手目94玉の場合85玉で飛車を抜かれると嫌なので紐をつける。84飛だと王手がかからなかった際に横に使いづらい。まだ94玉と決めてかかるほどでもないので、受けにも利く86に打つ。45手目引き続き相手陣の駒を取りながら索敵をしていく。94玉に見えるからといって94から索敵する訳ではなく、それ以外の可能性を1つ1つ潰しながら駒得を積み重ねていくと事故が起きにくい。本譜では81の桂が85に跳ねてくるのを未然に防ぐため、82歩から取りにいく。49手目索敵しつつ35の角を通す。やや大胆な手だが、金駒はほぼ初期位置かつ玉もこのあたりにはいないと見ている。81歩成〜71との攻めは同金と取り返されてしまうのが難点だが、今回は35の角を通せば左の金銀を取れてかなり美味しく、味の良い手だと思っている。51手目どうやったかは知らないが、と金を取りに来ていたらしい。ここのタイミング勝負で勝てたのは運が良かった。55手目64玉でもないらしい。56手目相手も索敵をしてきている。右側に手数を使ってくれているのは幸運。57手目取り返されると1枚余分に渡してしまうが、攻め駒の補充にもなるので自然に取っておく。ここの善悪は難しいところ。59手目57に殺到されると一気に悪くなるので端角を止めつつ、ついでに23にも利きを作る。この時点で具体的な目的はないが、角頭というのもあって23に利く受け駒は少なく、攻めの急所ではある。61手目索敵再開。63手目居角だった。34に歩がいると見ていい。65手目23銀反則で14玉の可能性がほとんど潰せたので、消去法で94玉くらいしかなくなってきた。満を持して84金、詰み。対戦ありがとうございました。【まとめ】懸念が表面化することはありませんでしたが、この記事では計画性をもって指し手を決めたり、リスクを事前に防ぐ考え方について書いたつもりです。盤面や先の展開を予想しながら指せるようになると、ついたて将棋がより面白くなると思います。少しでも参考になったら嬉しいです。