つい盤を読み込んでいます...「終局」に寄せて2025/12/31解説30件1手目なお、ついたて将棋に関する note は残しておく予定である。もし本競技に関心を持たれた方がいれば、参照していただきたい。ありがたいことに、「ついたて将棋」と検索すると現時点では最上位に表示されている。2手目対局日:2025.4.2533手目温めてきた作戦。36手目抽選負け。無念。38手目開戦直後ではあるが、すでに相手玉の形を絞り込まねばならない局面に入っている。駒損の状況下では、すべての可能性を網羅することは不可能である。端角の可能性を見積もる。39手目2分37秒の長考で思考を整理。まずは左辺の歩の突き具合を把握したい。駒損に加え、情報量でも後手に回るのは致命的である。42手目情報価値の高い反則。手数との兼ね合いから、64 に歩が存在する可能性を重く見ている。43手目次に、左の金が何マス動いているかを知りたい。玉位置を絞るための重要な手がかりになるはずだ。47手目とにかく 56 歩をケアしなければならない。右辺からの入玉の可能性はあるが、そのルートはいったん切り捨てる。49手目一連の動きから、83 玉付近を一点読みすることにした。不利を自認している局面では、まず玉位置を仮定し、外れれば次の妥当な升目を考える——この反復が重要である。53手目相手の飛車・角が自陣に侵入するにはまだ時間を要しそうであり、76 玉付近まで到達できれば耐久力のある形になる。望みはまだ捨てていない。58手目良い情報。おそらく銀。左側に配置されているとすれば、83 玉という先の読みがやや補強される。59手目右側に駒がいない以上、左から厚みを作っていくほかない。目標は 76 玉。60手目1反則は6筋への歩打ちか。63手目これに対する反応が見られないことから、端角の可能性が高いと感じ始める。本格的な駒交換に入ってからは、序盤に覚えた違和感を、後から得られる情報によって確定・修正していく作業の連続である。64手目相手の持ち駒に銀がないため、57 銀等の裏からの攻めは考えにくい。王手にならない位置で打たれると厄介なのは 55。ということで……65手目ケア。69手目升目を埋めていく意識。『森内俊之の戦いの絶対感覚』で示されている思考法である。73手目一点読みは外れ。玉は右辺か。74手目58→68→78 のルートで来たと金に見える。一手待って 67→57 玉とスライドしたい。すでに索敵済みの地点に逃げ込めれば、多少なりとも延命できるはずだ。76手目スライドする余裕は与えられなかった。81手目残り時間 10 秒を切った状態で指し続けている。85手目58 玉に行けない理由を確認するため、47 に駒がいるかを確かめた。同時に、56 玉の逃げ道も確保している。一手に複数の意味を持たせられる手は、総じて味が良い。87手目序盤の動き(35X→54X)から、45 玉までは進めると判断している。91手目ここまで到達できれば、相手の持ち駒構成からして、追い切られることはないと考えた。92手目ようやく局面が落ち着いた。ここからは全力で索敵に集中する。93手目24 歩? 端角を想定していただけに、強い違和感を覚える。97手目31 銀? このあたりで「穴熊では……?」という疑念が生じ始める。105手目61 桂成同 X(おそらく銀)という折衝があったため、63 への利きはないと判断した。開戦時の駒配置を、左銀→72 銀、左金→61 金、右銀→31 銀と想定すると、右金が 52 金+一枚駒の利きに支えられている形は想像しにくい。107手目勝利。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。皆様の盤上が、これからも実り多いものでありますように。